世間は3連休なのだそうで。
昨日は千葉県我孫子市の築百五十年の古民家(写真)、
今日は今から埼玉県飯能市の、これまた築百年以上という蔵を使っての落語会。
まさに、東へ西へ。
仕事があるのはありがたい。
国立演芸場にて、『談志ひとり会 〜夏三夜〜』の最終日。
師匠は「これで終わり」「今日が最後」と強調するが、果たしてそれはどうなるか?
ともかくそんな最終日の師匠のネタは、『源平盛衰記』と『堀の内』。
そしてその後になんと、客席に居た11歳の少年を高座に上がらせて「落語とは何か」について語り聞かせ、ジョークを次から次へと披露。
少年、なかなかにいいリアクションをしめしていた。
今夜の経験をあの少年は、どんな風に捉えたのか? 今後の彼の人生に、どんな影響をもたらすのか?
ちなみに俺は11歳の頃、もうすでに落語に夢中だった。
そういえば俺もこの国立の高座で、師匠と二人でこうして並んで座ったことがあったっけ。
‘03年12月、二ツ目昇進披露の会だ。
師匠は満席のお客の前で、「談修をよろしく」「こいつは俺と価値観の共有がある」と言ってくれた。
忘れようったって忘れられない、宝物みたいな思い出だ。
少年、今夜の出来事を、忘れてくれるなよ。
立川談志と二人で高座に座るなんて、ものすげえことなんだぜ。
ゆうべは中目黒で、ユカタパーティーなるイベントに参加して一席演らせてもらった。
この会のドレスコードは、浴衣(夏物の着物も可)。
同趣旨の『KIMONO PARTY』と合わせると、通算10回目だそうだ。
浴衣姿の男女数十人が集まっていた。
シックで古風な浴衣から、派手な原色を使った今風な浴衣まで、みな思い思いに着飾っている。
年齢層は想像してた以上に若く、平均すると二十代半ば・・・くらいかな?
落語に触れるのは初めてな人も多い状況で、果たしてみんなちゃんと聴いてくれるだろうか・・・? と少々不安だったけれど、そこはやはり、浴衣を着てパーティーに出かけようなんて心意気を持った人たちだ。落語の世界にもすんなりと入り込んでもらえたようで、ひと安心。
ちゃっかり『ベストドレッサー賞』にまで選ばれちゃいました。
感謝。
俺は普段、浴衣や着物で出歩くってことはまずないのだけど、和装のオシャレってのもいいモノだわね。