談修が、テレビに出るぞ。 
というお知らせです。 
きたる11月6日、『NHK新人演芸大賞 落語部門』という番組に出演します。 

NHK主催で年一度開かれる、若手落語家(二ツ目)対象のコンクールで、四十年近い歴史がある番組です。 
優勝賞金は、50万円。その額もさることながら、本選出場者にはもれなく全国放送で落語がオンエアされる・・・という栄誉が与えられます。 
つまり我々若手落語家にとって、このコンクールの本選出場というのは、漫才師にとってのM-1、歌い手にとっての紅白出場ぐらい価値あることなのです。 

ワタクシもこれまで可能な限りエントリーしてきたのですが、残念ながら毎度予選落ちでした。 
元来がチキンハートで、コンテスト形式の高座では100%の実力を発揮できないのです。 
(まぁもともと、100%発揮したところで大した実力でもないのですが。) 

今年の東京地区予選は、8月31日・9月1日の二日間、渋谷のNHK内・某スタジオにて開催されました。 
今回は、東西の若手落語家、総勢66名が予選に出場したそうです。 
その中で、本選に通過できるのはわずか5名。 
ラストチャンス・・・と思いつつ臨んだ今回。 
なんとワタクシ、初めて本選への出場切符を手にすることができたのです!! 

いやまぁ、嬉しかったのナンの。 
なにしろ、全国放送で落語が流れるのは初めてのこと。 
MXテレビでは何度か放送されたことがありますが、何しろ今度は天下の「エネーチケー」です。 
視聴者の数・視聴可能な人の数は、おそらくケタ違いでしょう。 
(なんかこう書くとアレですが、MXテレビは素晴らしい局です。) 
ワタクシのこれまでの、37年間にわたるクソみたいな人生の中で、一番と言っても差し支えのないレベルの「晴れ舞台」と言えます。 
(「クソみたいな」はちょっと言い過ぎましたが。) 

そんな訳で、その本選が行なわれるのは、明後日10月16日、NHKふれあいホールにて。 
今から40時間後ぐらいには、優勝者が決まっているはずです。 

そしてその公開収録の模様は、下記の日程で全国放送されます。 
優勝する・しないにかかわらず、ワタクシの落語が11分間にわたってお茶の間に流れるのは今のところ確定です。 
放送日までの間に、ワタクシが何か不祥事でも起こせば別ですが。 
(アレとアレがバレなければ、大丈夫だと思います。) 

どうかまぁ、チャンネルを合わせてみてください。 
それから、明後日の収録で談修の落語がうまくいくよう、少しだけでいいんで祈っててやってください。 
よろしくお願いします。 


『NHK新人演芸大賞 落語部門』 
放送日:2010年 11月6日(土)15:50~17:00 
NHK総合テレビ 
出演:笑福亭由瓶,春風亭一之輔,桂まん我,立川志らら,立川談修