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ゆうべ、兄弟子の文都師匠が亡くなったとの報を受けました。
49歳でした。

ガンで闘病中だということを聞かされたのは、何ヶ月前のことだったでしょうか…?
とにかく、まさかこんなに早く逝ってしまうとは思いませんでした。

文都師匠といえば、初対面の時の笑顔が忘れられません。
上野駅のホームでガチガチに緊張しながら「この度入門を許されました占部です」と挨拶をしたら、「そうかいな」とニッコリ微笑んでくれました。

2003年5月、一年ぶりに師匠からの破門が解けたという報告をした際、わざわざ折り返しの電話をかけてきてくださったのは、文都師だけでした。真夜中に、「留守電聞いたで。おめでとうなぁ」と、わがことのように喜んでくれました。

ボクが二ツ目になってからは、ちょくちょく「大した用事でもないねんけどな」と電話をくださいました。

10年もキャリアが違うのに、弟のように、仲間のように接してくれました。

いい人ほど早く死んでしまうというのは、どうやら本当のようです。

ゆうべは、古い資料の中からどうにかこうにか文都師匠の写真入りのチラシを捜し出し、その前に酒と線香を供えて、即席の個人的なお別れ会をしました。

大勢の人が、この訃報を悲しむことでしょう。

文都師匠、いろいろと本当にありがとうございました。
合掌。