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談修-携帯

『飛ぶ教室』

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『飛ぶ教室』という雑誌があります。
「光村図書」という出版社(国語の教科書で有名です)から年4回発行されている、児童文学の専門誌です。

現在発売中の「第28号」では「落語」が大々的に特集されてまして、特別付録のCDには古典落語がたっぷり四席、有り物でなく、この雑誌のために新たにレコーディングされたモノが収録されています。
落語を演じているのは、現在人気・実力ともにトップクラスといっても過言ではない(たぶん)二ツ目ふたり、柳亭こみちさんと、ワタクシ・立川談修。

雑誌の付録とはいえ、自分の落語がCDというカタチで市販されるのは初めてですし、スタジオで落語を演るのも初体験でしたので、張り切ってレコーディングに行ってきましたぜ。
お客さんの居ない状態での録音なので、間違ったら途中からやり直してもいいよと言われてホッとしたのですが、あにはからんやそれはかえって難しいことでした。
結句、ワタクシの落語はほぼノー編集、いわゆる「一発録り」です。

ワタクシは『つる』と『芋俵』、こみちさんは『元犬』と『お菊の皿』を演りました。
こういう類のオマケCDによくありがちな「スカスカ感」はまったく無く、約70分みっちり入ってます。
児童文学の雑誌なので、子供さんが聴いてもわかるようにという意識はしてやってますが、もちろん大人が聴いても楽しんでいただけます。

雑誌本体も、談四楼師匠や白鳥師匠の書き下ろし新作落語など盛りだくさんで、価格は1000円です。
ええそうですよ奥さん、もちろん1000円ってなぁCD付きのお値段ですよ。
今どきCDだけでもその数倍はするってのに、見逃す手はありませんぜ。
なに、お宅には小学生のお子さんが居るって? そりゃ奥さん、情操教育には落語がイチバンなんだから。いやホントだって。

そんなワケで、ぜひぜひお買い求めくださいませっ!

http://www.mitsumura-tosho.co.jp/shohin/fly/book131.html
『飛ぶ教室』という雑誌があります。
「光村図書」という出版社(国語の教科書で有名です)から年4回発行されている、児童文学の専門誌です。
現在発売中の「第28号」では、教育界で今もっとも注目されている(たぶん)、「落語」が大々的に特集されています。
そして特別付録でCDが付いていまして、古典落語がたっぷり四席も収録されているのです。
「有り物」ではなく、今回この雑誌のためにスタジオでレコーディングされたモノです。
その収録に挑んだのは、現在の落語界でも人気・実力ともにトップクラスといっても過言ではない(たぶん)二ツ目ふたり、柳亭こみちさんと、ワタクシ・立川談修なのです。
雑誌の付録とはいえ、自分の落語がCDというカタチで市販されるというのは初めての経験ですし、スタジオで落語を演るというのも初体験でしたので、ワタクシも張り切ってレコーディングに行ってきましたぜ。
お客さんの居ない状態での録音なので、間違ったら途中からやり直してもいいよ、と言われてホッとしたのですが、あにはからんやそれはかえって難しいことでした。
喋りだしたらとまらないぜ、土曜の夜の天使さ、というワケで、結句ワタクシの落語はほぼノー編集、いわゆる「一発録り」です。
ワタクシは『つる』と『芋俵』、こみちさんは『元犬』と『お菊の皿』を演りました。
こういう類のオマケCDによくありがちな、「スカスカ感」はまったくありません。
なにしろ、約70分、みっちり入ってますから。
児童文学の雑誌ってことで、小学生が聴いてもわかるように、という意識はしてやってますが、もちろん大人が聴いても楽しんでいただけると思います。
雑誌本体のほうも、文我師匠の対談、談四楼師匠や白鳥師匠の書き下ろし新作落語などなど盛りだくさんで、価格は1000円です。
ええそうですよ奥さん、もちろん1000円ってなぁCD付きのお値段ですよ。
今どき落語のCDだけでもその数倍はするってのに、これを見逃す手はありませんぜ。
なに、お宅には小学生のお子さんが居るって? そりゃ奥さん、情操教育には落語がイチバンなんだから。いやホントだって。
ええとそんなワケで、ぜひぜひお買い求めくださいませっ!

ライブのお知らせ

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ライブのお知らせをさせていただきます。

実は去年、西田幹(にしだ・かん)さんという、ラテンジャズのバストロンボーン奏者のかたと知り合う機会がありまして。
その西田さんから「定期的に開催している自分のライブで、落語とラテンジャズのコラボ企画を演りたい」とオファーをいただきました。
「落語とラテンジャズ? どんな風にコラボするの?」と、おそらく皆さんは思ったはずです。
…何しろ、ワタクシもそう思ったくらいですから。
会場も、新大久保の地下のライブハウス。ふだんはあんまり、落語家と縁の無い場所です。

しかし、亡き師匠・立川談志はわれわれ弟子によく言っていました。
「囃されたら、踊れ」と。
「やったことないから」「うまくいくかどうかわからないから」なんて理由でこれを断ったりしたら、それこそ芸人失格です。
せっかく囃されたのですから、不格好だろうが足がもつれようが、精一杯踊ってみようと思います。
(いや、今回のライブでダンスを踊るという意味ではないですよ、念のため…)

さて。落語とジャズを、どう組み合わせるのか。
ミーティングを重ねていく内に、なんだか粋でオシャレで面白いモノが出来上がりつつあります。

具体的にどんな風にコラボするのか、それはまだナイショです。
落語&ラテンジャズ。
歴史上初めて交わるかもしれない、地球の裏と表で生まれたふたつのエンタテイメントが、どんな化学反応を起こすのか?
ぜひ、その目で確かめていただければ幸いです。

◆『西田幹 サロンコンサート Vol.12 』◆
時/2月17日(金) 18:30開場 19:00開演
所/スペースDo(新宿区百人町2-8-9、管楽器専門店「ダク」地下)
※JR山手線 新大久保駅 歩3分
チケット/前売¥3000 当日¥3500 ※1ドリンク付き
出演/西田幹(バストロンボーン)他,スペシャルゲスト:立川談修
会場ホームページ/http://www.kkdac.co.jp/do/index.html
西田幹ホームページ/http://homepage2.nifty.com/basstrombone/

「お名前」「チケット枚数」をお知らせいただければ、受付に前売券をお取り置きします。
ライブハウスでの公演ですので、お酒を飲みつつ楽しんでいただくことももちろん可能です。
お誘いあわせのうえ(もちろんお一人様でも)、ご来場心よりお待ちしております!

師匠を偲ぶ独演会

独演会のお知らせをさせていただきます。

皆様すでにご承知のとおり、師匠・立川談志は先月21日に75歳で他界いたしました。

いつかこういう日が来るとわかっていたとは言え、尊敬し憧れて入門した師匠が亡くなってしまったのですから、やはり今は喪失感でいっぱいです。
しかし落語家というのは、たとえ親が死んでも人を笑わせなければならない、そんな稼業でもあります。

そこで今回の独演会、ちょっと趣向を変えまして、師匠・談志に捧げる…というとおこがましいですが、師匠を偲ぶ会にしたいと考えました。

独演会『ダンス・ダンス・ダンシュー』では、ネタおろしも含め古典落語を毎回三席演ってきました。
今回はそれを二席に減らし、一席分は師匠の思い出話などを語りたいと思います。
そしてあとの二席は、持ちネタの中から…、

一席目は、「師匠が、生前褒めてくれた噺」。
とある会でこのネタを演った際、舞台袖で聴いていた師匠から「どこも文句無いよ」という、耳を疑うようなお褒めの言葉をいただいたことがあるのです。
落語家になって、一番嬉しい瞬間でした。あの言葉は、間違いなく生涯の宝です。

二席目は、「師匠が、天国で怒るかもしれない噺」。
このネタは、さすがに師匠の前で演ったことはありません。自他共に認める談志十八番、神格化さえされているネタだからです。
でも、演ります。いえ、今だからこそ演るのです。
演ってる最中にもし雷が落ちてきてワタクシに直撃するようなことがあったら「ああ、談志のバチが当たったんだな」と思ってください。

暮れのお忙しい時期とは思いますが、お誘いあわせのうえ(もちろんお一人様でも)、ご来場心よりお待ちしております。

★立川談修独演会『ダンス・ダンス・ダンシュー #41』★
時/12月22日(木) 18:00開場 18:30開演 (20:40終演予定)
所/上野広小路亭(台東区上野1-20-10,松坂屋向い)
JR山手線御徒町駅北口 歩3分
地下鉄銀座線上野広小路駅,大江戸線上野御徒町駅 歩1分
入場料/2000円(※当日のみ・全席自由)
出演/立川談修

今から16年と9ヶ月前、ワタクシは談志の弟子となりました。わずかひと月半で「談修」という名前をもらいました。二ツ目になるのには、8年半かかりました。
特にこれといって師匠孝行なことも出来ず、ワタクシは「いい弟子」ではなかったかもしれません。
ですが、遺された21人の「談志の弟子」の一員としての誇りを胸に、これから先は天国の師匠に恥ずかしくないような高座を一席でも多くつとめられるよう、精進してゆく所存です。
今後とも、立川談修をお引き立てくださいますよう、伏してお願い申し上げます。

談修 拝

ご報告

多くの皆様はご承知かと思いますが、師匠・立川談志が永眠いたしましたこと、ここにご報告させていただきます。

今はまだなんというか、何が起きたのかよくわからないというか、現実感覚が無いとでも言うのか、とにかくまあ例えるのが難しい心境です。

何しろワタクシも、今日(23日)知らされたばかりなものですから。

でもこのわずかの間に、大勢のかたが心配やお悔やみのメールをくださいました。
本当にありがとうございます。
返事をするまでにはもしかしたら少し時間がかかってしまうかもわかりませんが、とても勇気づけられております。

取り急ぎ、弟子の端くれであるワタクシから、皆様へのご報告でございました。
乱筆・乱文、ひとえにご容赦くだされたく。

落ち着いたら、また何か書かせていただくかもしれません。

談修 拝

『防災と落語の会』終了!

昨日告知した『防災と落語の会』、無事終了。

お客さんの数が読みづらい中、用意した椅子がほぼ埋まるという理想的状況。

雨の中おいでくださった皆々様、本当にありがとうございました。

そして今日は、ちょっとした奇跡が起きた。
マクラでちょうど3月11日の地震について喋っている時に、会場がグラグラッと揺れたのだ。

高座で落語を演ってる最中に地震に遭うなんての自体が、ほぼ初体験。
しかも今日は、場所もまさしく防災センター、防災をテーマとした落語会で地震のことを喋ってる最中に揺れたのだ!
イッツ ミラコー!

…ってここまで書いてふと思ったけど、そりゃ最近は余震も多いし、話題と言えばもっぱら地震なんだから、大した奇跡じゃないかもな。

まあとにかく、揺れたのは事実。
反射的に「落ち着いてください」なんて言っちゃったよ。

そして危うく、次のネタを忘れかけたよ。
お前が落ち着けよ頼むから。
大丈夫、お前さんは落ち着きゃ一人前なんだから。

まあそんなこんなで、落語会は無事に済みましたとさ。
防災センターの美人スタッフさんたちに見送られ、タクシーで松戸駅へ。

マツディング(※)しようかと思ったけど、雨が強いので中止。
お疲れ様でした。

※ 「マツディング」とは、松戸でプラプラする、というのを意味する言葉。高校生の時分に流行った。
ちなみに柏の場合は「カシウィング」。