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ソーシャルディス談修

CD『ソーシャルディス談修』は、現在も販売中です!

いまから2年前、2020年春のこと。

私・立川談修は、落語家生活最大のピンチに直面していました。

緊急事態宣言が発令され、落語会が軒並み中止になってしまったのです

「ひと前で喋ることが出来ない、収入も無い、どうしよう……」

と悩んでいたところ、

「そうだ! 自分の落語のCDを作って、心優しい人にお買い上げいただこう!」

と思い付きました。

 

まずは、記録用にICレコーダーに録りためてあった音源を聴きなおし、収録する五席の演目を選び出しました。

専門業者に頼めば立派な出来栄えのCDが完成するのでしょうが、コスト削減のため、すべて自分で作ることにしました。

自宅でパソコンを使って編集し、CD-Rに1枚1枚手焼きする地道な作業です。

なにしろ当時、仕事が全て吹き飛んで時間だけはたっぷりありました。

ただ、私はCDを作った経験などありませんでしたし、パソコンの知識もお粗末なものです。

それでも、背に腹は代えられません。落語家を続けていくために必死でした。

試行錯誤の上、完全自主制作盤2枚組落語CD『ソーシャルディス談修』が出来上がりました。

 

宣伝を始めると、思ったより多くのご注文をいただきました。

落語会のご常連様だけでなく、面識のない、私の落語を聴いたことの無い方からも、それこそ北海道から九州まで、各地からご注文をいただきました。

「困っているだろうから」と複数枚お買い上げいただいたり、ご友人に紹介してくださったかたもいらっしゃいました。

涙が出るほど嬉しい思いでした。

苦肉の策で作ったCDではありますが、おかげさまでご好評をいただきました。

お買い上げいただいた方々に、改めて心より感謝申し上げます。

皆様のおかげで、私は落語家を廃業せずに済んだのです。

 

CD『ソーシャルディス談修』を世に出してから、2年が経ちました。

2022年5月現在、ありがたいことに落語の仕事も少しずつ戻り、感染症対策をしつつ高座にあがる機会も増えてきました。

そして、CDは現在も引き続き販売しております

買いそびれていた! というかたも、このCDを初めて知った皆様も、この機会にお買い求めいただけましたら幸いであります。

 

立川談修落語CD『ソーシャルディス談修』

 (2枚組,落語五席収録,送料込み ¥3000)

[Disc 1]

 1.『長屋の花見』(26’39”) 2017/03/26収録

 2.『がまの油』(15’52”) 2017/06/24収録

 3.『宮戸川』(21’45”) 2017/04/29収録

[Disc 2]

 1.『目黒の秋刀魚』(22’33”) 2016/09/18収録

 2.『らくだ』(46’37”) 2015/12/12収録

 

なお、ICレコーダーを高座に置いて録った記録用の音源をもとにしておりますので、音のくぐもり、音割れ、ノイズや擦過音など、音質的に少々お聞き苦しい点がありますことをあらかじめお詫びいたします。

 

CDのご注文手順は、下記のとおりです。

 

 ①  立川談修宛にメールで、下記の事項をお知らせください。

  ◆お名前

  ◆ご住所

  ※アドレスはこちら→ tatekawa.dansyu@gmail.com

 

 ②  返信メールで、当方の銀行口座をご連絡いたします。

 

 ③  CD 3000 (送料込み)をお振込みください。恐縮ですが、振込手数料はお客様にご負担いただくこととなります。

 

 ④  入金確認後、郵送でお届けいたします。

 

また、「立川談修名入り手拭い」も、緑・赤・青と三種類販売しております(各1000円)。

あわせてご注文いただけましたら幸いです。

 

皆様のご健康とご多幸を、心よりお祈りしております。

コロナ禍の一刻も早い終息を願いつつ…。

 

立川 談修 拝

改めまして新年のご挨拶、そしてCDの宣伝

新年あけましておめでとうございます。

昨年は本当に大変な一年となってしまいましたね。

 

私が所属するエンターテイメントの世界も、相変わらず厳しい状況が続いております。

昨年の春から初夏にかけて三カ月間、仕事が軒並みキャンセルとなり、ひと前で落語を喋ることが一度も出来ませんでした。

収入も激減し、このままでは落語家を続けられないかもしれない、と考えたこともありました。

 

夏が過ぎて秋になった頃から、客席は距離を保ち、高座の前に飛沫防止シートを設置するなどの策を講じた上で、落語を演らせていただく機会も徐々に戻ってまいりました。

 

ところが安心したのもつかの間、感染者数は再び増加の一途をたどり、ただでさえ少なくなっていた仕事にまたしてもキャンセルの連絡が入るようになってきてしまったのです。

 

お客様の前で落語を演ることが出来ない以上、何か別の道を探らなければなりません。

私は昨年春の自粛期間中に、自分の落語を収録したCDを制作いたしました。

 

自宅のパソコンを使ってCD-Rに一枚一枚手焼きした、完全自主制作盤です。

2枚組で四季折々の演目が五席入っております。

このCDをステイホームのお供にしていただけたならば、これにまさる幸せはございません。

 

立川談修落語CD『ソーシャルディス談修』

(2枚組,落語五席収録、送料込¥3000)

[Disc 1]

1.『長屋の花見』(26’39”) 2017/03/26収録

2.『がまの油』(15’52”) 2017/06/24収録

3.『宮戸川』(21’45”) 2017/04/29収録

[Disc 2]

1.『目黒の秋刀魚』(22’33”) 2016/09/18収録

2.『らくだ』(46’37”) 2015/12/12収録

 

なお、ICレコーダーを高座に置いて録った記録用の音源をもとにしておりますので、音のくぐもり、音割れ、ノイズや擦過音など、音質的に少々お聞き苦しい点がありますことをあらかじめお詫びいたします。

 

販売方法は、下記のとおりです。

  私宛にメール tatekawa.dansyu@gmail.com で「お名前」と「ご住所」をご連絡ください。

  返信メールで、銀行口座をお知らせします。

  CD 3000 (送料込み)をお振込みください。恐縮ですが、振込手数料はお客様にご負担いただくこととなります。

  入金確認後、郵送でお届けいたします。

 

投げ銭のつもりでも構いません、お買い上げいただけましたら幸いです。

情報拡散にご協力いただけるだけでも嬉しいです。

 

今回のウイルス騒動で、改めて痛感したことがあります。

それは「落語家は世間の余裕の上に成り立っている職業である」ということです。

もともと落語は不要不急のかたまりのようなものであり、そしてそれこそが落語の良さでもあるのです。

一日も早くコロナ禍が収束し、再び安心してお客様にナマの落語を楽しんでいただける日が戻って来ることを願ってやみません。

 

この文章を読んでくださった皆様、ありがとうございました。

ご健康とご無事を、心よりお祈りしております。

 

談修 拝